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【プリウス】福岡の暴走事故、フロアマット2枚だけが原因ではない

http://bylines.news.yahoo.co.jp/kunisawamitsuhiro/20161210-00065350/

福岡のタクシー暴走事故、ここにきて「フロアマットが2枚使われていたため」という方向になりそうだけれど、
もう少し深く考えるべきだと思う。そもそもプリウスには『ブレーキオーバーライド』という安全コンセプトが導入されている。
「アクセルとブレーキを同時に踏んだらブレーキを優先させましょう」という考え方だ。

仮にフロアマットに引っかかってアクセルが戻らなくなっても、ブレーキペダルを踏めば馬力を絞るようになっている。
そういった意味ではプリウスというクルマ、優れた安全性を持ってます。さらにフロアマットにアクセルが引っかかるのは
一番奥まで踏み込んだ時に限られる。奥まで踏み込まないとアクセルペダルが床面に届かないからだ。

普通のアクセル開度なら床まで届かない。100歩譲ってアクセル全開になり、なおかつブレーキオーバーライドが
効かなかったとしても、ブレーキさえ強く踏めば、プリウスは負圧(アクセル戻した時にブレーキ力を高める装置)に頼らない
強力なブレーキシステムを持つため暴走などしない。

今回の事故、警察の発表が最初からおかしい。当初「整備不良とプリウスの過去にあったブレーキのリコール」を疑い、
メディアにそういった情報を流した。事故直後、複数のTVメディアから問い合わせがあったけれど、全てこの2点に集中した。
当然ながら警察情報を受けての取材だと思う。

そもそも暴走事故の99%はアクセルとブレーキの踏み間違いか、フロアマットの引っかかりに起因する。
自動車関係者ならどんなシロウトだってこの二つを疑う。なのに警察がフロアマットが2枚だったことを公表したのは本日。
そしてブレーキオーバーライドの機能については未だ考慮に入れていない。

捜査関係者がクルマのことを全く解っていないかもしれない。この間、プリウスはクルマの安全性を疑われ(ユーザーは不安だと思う)、
以前発生した軽微なブレーキシステムの不具合を針小棒大に報じられ、挙げ句の果てには
「電磁波が運転手に影響を与えている。だからプリウスの事故率は高い」という記事まで出回る始末。

ちなみに電磁波については実際に計測したが電磁シールドなどでキッチリ対策してあり、
電車に乗って平気な人なら全く問題ないレベルだった。もちろん電磁波に弱い体質の方もいる。
そういった人は電車や普通のクルマも避けるべきで、プリウスだけ攻撃するというのもおかしい。また、プリウスの事故が多いのは、たくさん売れているからだ。

いずれにしろ警察は事故直前の情報を持っているハズ。エアバッグが開いた事故は、
必ずEDR(イベントデータレコーダー)に、1)衝突時の速度。2)アクセルの操作状況。3)ブレーキの操作状況。4)加速していたのか減速していたのか、
という情報が残っている。いつまでも自動車ユーザーの不安を煽る情報ばかり流していないで、正しい事故原因の公表をお願いしたい。